カリスマ性 2006 6 26

 優秀な人ほど、気づいていないし、
知っていても、忘れてしまうものがあります。
 それが、カリスマ性というものです。
基本的に、「優秀さ」だけでは、大組織を動かすことはできません。
 最近、日本では、日銀総裁が、
村上ファンドへの投資問題で、カリスマ性を失ったと思います。

カリスマ性 person with charisma 2005 10 7
 FRB(連邦準備制度理事会)議長は、
誰がやっても、困難かもしれません。
 頭がよければ、「理屈っぽい」と言われ、
決断力があれば、「蛮勇」と言われるでしょう。
 現在のFRBの金融政策に不満がある人は、多数存在するでしょうが、
それでも、不満を口にしないのは、
グリーンスパン氏にカリスマ性があるからです(2005年10月7日当時)。
 大組織の頂点に立つ人は、単に頭がよいだけではダメで、
もちろん、決断力だけでもダメで、カリスマ性が必要です。
 「頭脳、決断力、カリスマ性」がなければ、
大勢の人を率いることはできないのです。
「出エジプト」を成功させたモーゼのように。
 もちろん、グリーンスパン氏が、議長に就任した時は、
同氏には、カリスマ性はなかったと思います。
しかし、あの当時は、現在ほど難局ではなかったのです。





































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